家庭菜園では、年明け初めて植えるのがジャガイモではないでしょうか。

ジャガイモはそれほど手間がかからないので、初心者でも簡単に育てることができます。

しかもおいしい。

カレーやコロッケに欠かせない野菜ですので、小さなお子さんがいる家庭にはとても喜ばれる野菜です。

今回はそんなジャガイモの栽培方法をご紹介します。

写真提供:たべごと写真

目次

  • ジャガイモの植付時期
  • ジャガイモの収穫時期
  • 土つくりのやり方と時期
  • ジャガイモの種イモの植え付け
  • ジャガイモの芽かき
  • ジャガイモの水やりの頻度
  • ジャガイモの追肥のタイミングとやり方
  • まし土のタイミングとやり方
  • ジャガイモの収穫のタイミング
  • ジャガイモの保存方法
  • ジャガイモの育成の流れまとめ

ジャガイモの植付時期

ジャガイモの植付時期は2月下旬~3月初旬(中間地域)です。

寒冷地や温暖地では微妙に時期がずれます。

ジャガイモの収穫時期

ジャガイモの収穫時期は6月初旬~7月初旬です。

生育期間は2,3カ月と短めです。

土つくりのやり方と時期

ジャガイモは酸性よりの土が好きなので、苦土石灰をあまり入れないようにします。

また、ジャガイモは連作障害が出やすいので、ナス科の野菜を育てた後の土での土づくりは避けましょう。(ナス科の野菜:ナス、トマト、ピーマンなど)

植付の1週間以上前までに1m2あたり完熟堆肥2~3kgと成分8-8-8程度の化成肥料を100g程度まいてよく耕します。

ジャガイモの種イモの植え付け方

ジャガイモの種イモは12月下旬頃からホームセンターなどで売り出されます。

ひとつの大きさが30~50g程度の小さい種イモがあればそれを購入しましょう。切り分ける必要がないのでひと手間減ります。

大きい種イモは一つの重さが40g程度になるように切り分けます。

切り口には草木灰をつけましょう。

種イモの間隔は20~30cmでイモの切り口を下に向けて植えます。

ジャガイモは日当たりの良い場所を好むので、葉が重なり合わないような間隔で植えることがポイント。

間隔が狭いと隣の根が絡まって生育が悪くなるので注意が必要です。

種イモと種イモとの間に堆肥と化成肥料(8-8-8)を置いて7~10cmほど土を被せます。

ジャガイモの芽かき

ジャガイモをたくさん収穫するにはこの作業がかかせません。元気な芽を2,3本残して他のものは抜き取ってしまいましょう。

この時、残す苗の根本を手で押さえて抜くと種イモが浮き上がることがありません。

あまりたくさんの芽を残すと実はたくさんできますがひとつひとつの実が小さくなってしまいます。

芽かきを行う時期は植え付けから約30日後です。

ジャガイモの水やりの頻度

ジャガイモの水やりですが、種イモを植え付けた後はたっぷりと水をやりますが、露地栽培の場合、その後はほとんど水やりしなくていいです。ほっときましょう(笑)

逆に、水をやり過ぎると種イモが腐ったり病気にかかりやすくなります。

水やりに関しては気にしなくて大丈夫です。

ジャガイモの追肥のタイミングとやり方

ジャガイモは2回追肥します。

1回目の追肥は植え付けから約30日後に行います。

化成肥料の量は種イモ1株あたりに対して10gです。

株の周辺に撒いて、土と混ぜ合わせるようにします。

化成肥料が種イモに直接触れないように注意しましょう。

2回目の追肥は苗に蕾がついたタイミングで行います。

化成肥料の量は1回目と同量です。

まし土のタイミングとやり方

ジャガイモを育てるうえで重要な作業です。

まし土は2回行います。

1回目のまし土は新しい用土を10cmほど株の周辺に足してやります。

ジャガイモは地上に出た苗と種イモとの間に新しいイモができます。

なので、まし土を行うことで種イモの上の土が深くなりジャガイモが育つスペースが増えるというわけです。

2回目のまし土は株もとにたっぷりとしてやりましょう。

こうすることで高畝になり、水はけと通気性が良くなるのでイモの腐敗と病気の予防に繋がります。

まし土の量が少ないとイモが太陽の光を浴びて緑色に変色してしまいます。

ジャガイモの収穫のタイミング

ジャガイモの収穫のタイミングは花が咲き終わり、葉や茎が半分以上黄ばみだした時期です。

ジャガイモは生育後期になる枯れたように黄ばみだします。もうダメなんじゃねーかと思うくらい黄ばみます。私は初めて育てた時にはここにきて枯れていもたんか思い込み、ショックを受けた記憶があります。

でも大丈夫。土の中ではちゃんとジャガイモが育っていますよ。

雨の日は収穫を避け、晴れた日が2,3日続いた後に収穫するようにします。

収穫したときにジャガイモが湿っていると、イモが腐りやすくなりますので注意しましょう。

掘ったジャガイモは半日程度そのまま畑に置いて乾かします。

ジャガイモの保存方法

通気性の良いいれものに入れ、室内の冷暗所で保存します。

できれば、収穫直後に食べてほしいですね。

皮がやわらかいので小さいものは軽く洗ってそのまま油へドン!

激ウマです。

ジャガイモの育成の流れまとめ

土作り:2月初旬

植付:2月下旬~3月初旬(中間地域)

約30日後:芽かき、追肥(化成肥料8-8-8:10g)、まし土

蕾が付いたら:追肥(化成肥料8-8-8:10g)、まし土

収穫:6月初旬~7月初旬(葉が全体の5割以上黄ばんだら収穫)

以上となります!

我が家では今年もジャガイモを育てます。

我が家のジャガイモ収穫の様子(2018年6月)
2019年は倍増狙います!

畝のスペースを広げたので、収穫量の目標は去年の倍です。

子どもたちがジャガイモ好きなので、頑張って育てて一緒に収穫したいですね。

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